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フォトニス、「ナイトビジョン」(暗視装置)で日本参入
仏フォトニス社は日本の防衛分野 近代戦争における夜間でのベスト
へアピールするため、およびセンサ な全天候・地形の必需品がエンド
ーと可視化技術で協業を推し進め ユーザーへ届くための商品形態と
ることを目指して、最新の通常「ナイ なっている。
トビジョン」(?-?夜間可視化技術?)と フォトニス社側によると、この技術
共に警察向け関連商品を展示して は暗い条件下で高品質な画像と鮮
明なコントラストを可能としたこと
いる。 から、標的の早期発見を通して戦術
的パフォーマンスの向上につなげ
同社はこの十年以上、小規模ながら パイロット向けの夜間活動ゴーグル ているとする。
日本の防衛筋に画像強化機器を提 内で使用されている。
供して来た。しかし、第4世代(4G系) フォトニス社の主張では
の画像強化機器が提案できる様に 4G系画像強化機器の高度なパフォ 同社4G系管バンド帯はGen3画像
なってからは、日本市場の変化を反 ーマンスは ITARの旧式Gen3機器 強化機器バンド帯より幅が倍のた
映して更なる大規模契約を締結して に対する新たな標準となっている。 め、あらゆる条件下でもっと光子が
いる。 最近開発されているの従来より30 集められる管であることから他社
パーセント小さく軽量な16mm画像 製品では不可能な1100nmレーザ
フォトニス社の「管」はライフルやド 強化機器である。 ー標的マーカーの可視化が可能
ライバー用スコープ以外に行動中の で、重要な戦術的プラスを味方兵士
歩兵および高速ジェット機やヘリの これら4G系の画像強化機器用管は に与えられるとしている。
サフランヘリコプ
ターエンジン社が
AW09の主動力提
供へ
最新の AW09 プロトタイプであ レオナルド社とサフランヘリコプタ る新しい最終形態のメイン・ロータ
る PS4 は、スイスのモリスにある ーエンジン社は長年の関係を保っ ー羽の回転並びに欧州航空安全庁
Kopter の施設で、サフラン製 Arriel て来たが、今後は軽ツイン(ダブルエ EASA (European Aviation Safety
2K エンジンを搭載した飛行試験活 ンジン型)やスーパーミディアム中型 Agency)のタイプ認定など生産動力
動を開始しようとしています。Arriel ヘリコプターの動力市場へも共に参 システムの統合を進めた。
2K搭載のAW09最新型プロトタイ 入する。サフランヘリコプターエンジ
プであるPS4は、Kopterが運営して ン社のFranck Saudo CEOのコメ レオナルド・ヘリコプター社のメネジ
いるスイス、モリスの施設でテスト ントによると、「レオナルド社がさら ングでイレクター(MD) Gian Piero
飛行寸前である。2023年後半には なる信頼をサフランヘリコプターエ Cutillo はこう語った: 「“Kopter が
次で最後となるプロトタイプのPS5 ンジン社へ最新の軽ヘリコプター用 我が社統合後とAW09を当社ライン
実現が予定されている。Arriel 2Kは エンジン購入という形で手向けてく アップへ加えて以降、 我々は効率良
-1,000shp級のエンジンで、Arriel 2 れたことを誇らしく思います。AW09 くニーズへ答えるグローバルサポー
ファミリーの最新メンバーである。 へは我々がシングルエンジンヘリコ トネットワークを拝見にシングルエン
サフランヘリコプターエンジン社で プター向けに持つ強みと共に、個々 ジン市場が求めていることにしっか
あるが、同社はシングルエンジンヘ のエンジン性能を提供します。Arriel り従事して参りました。この動力シス
リコプターの動力元市場ではリー 2Kエンジンは 良く知られている テムを選択した決断は、この戦略と
ダー群メーカーの中に数えられてい Arrielファミリーの一員で、高い性 完全に合致しており、今後も当社は
て、Arrielは15,000機以上で現在使 能と信頼性および容易な運転機能 パートナーと共に一番近代的なシン
用中という飛び抜けた販売実績を をAW09へもたらします。」2022 グルエンジンヘリを商業市場へもた
誇る。 年からAW09に関しては、主力であ らすことを心待ちにしております。”
DSEi JAPAN 2023 MARCH-15-2023 13