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コリンズ・エアロスペース、日本でのプ
レゼンス拡大を目指す
日本で拡大狙うCollins Aerospace社 極的に同機器の導入とサポートを行っ ソリューション群を今日と明日の戦闘
ている上、今後このような航空無線を 員がすぐに任務へ参加できるための用
米レイゼオン・テクノロジースのグルー 地元パートナー企業にライセンス・生産 意を調える。「日本中で主要計画に参画
プ会社のCollins Aerospace社は日本 して将来の国産航空機でも利用しても し、全国で我々のプレゼンスを拡大して
においての防衛費拡大で恩恵にあやか らうために努力中である。 顧客らが必要とする任務遂行型イノベ
る最適な立ち位置にある。同社は現在 ーションと協業を可能とします。」とSt-
開催中のDSEI Japanで商品をショー St-Louis氏によれば、GCAP三カ国制度 Louis氏は付け加える。
ケースしているが、長年日本で存在感を は 日本で生産的な仕組 みになる。
持ち、航空宇宙と防衛関連製品の製造 GCAP下で如何にCollins社の実績ある
を日本のパートナー企業らと手がけて 先行ソリューションと新技術を日本で Collins Aerospace社の日本国内プ
いる。 ポジショ二ングするか状況を検討、チャ レゼンスとしては、無線通信機分野で
ンスを見計らっている。 ARC210 -とTALON-Jを防衛省所有
「我々は他の複数の企業と日本の産 航空機に提供するCollins Aerospace
業能力と目標達成のために更なる協 チームTempestの一員であるCollins (Mission Systems)社の他に、Collins
業を推し進めて行きます」とCollins 社は、アクチュエーションシステムを Aerospace社と住友精密工業株式会
Aerospace(Mission Systems)社の 担当して行くことになっている。BAE 社との合弁会社で高品質かつ信頼性
Francis St-Louis (Sales & Business Systems社との契約に基づき、デモ部 を備えながらリーズナブルな価格の
Development) アソシエイトディレクタ 品をCollins社が開発して関連技術のリ マイクロマシン系(MEMSセンサー、
ーはDaily Newsに語る。「Collins社は スク軽減を進め、この側面をサポートし システムおよびファンダリー)商材の
最先端の技術を提供し、日本企業のみ 続けて行く。 開発・製造を手がける株式会社シリ
なさんと更なる協業を通し近代的に必 同社の他のconnected battlespace
要なシステム開発を行うに当たって最 やMS110-、 ACES5脱出シートやヘル コンセンシングシステムズや、宇宙向
適な位置にある。」 メット内ディスプレイ(HMD:Helmet けビジネスに関係する、同じくCollins
Mounted Display)システム向けのソ Aerospaceと住友精密工業の合弁で
同社は無線通信機分野ではARC210- リューションは日本の既存および将来 ある、Hamilton Sundstrand Space
とTALON-Jを様々な防衛省所有の航 の航空機のためにパートナー企業とし Systems International社がある。
空機に使用してもらっていることから積 て支えになれる。又、同社は実績のある
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