Page 13 - DSEi JAPAN 2023 - DAY 2 | DAILY NEWS
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MBDA
SPEAR-EWが
SEADミッション
をターゲットに
MBDAは同社の主力の多岐にわた セスエリアデナイアル)環境対処可 空機の生存の可能性を高める。
るミサイル商品と共にSPEAR-EW で生存率拡大、につながる。
製品群を現在進行中のDSEIにて MBDAはCAMM (Common Anti-air
ショーケースしている。MBDAスポ MBDAのSPEAR系ネットワーク化可 Modular Missile)対空ミサイルを礎
ークスマンによると、SPEAR-EW 能な精密地上攻撃ミサイルはこの機 とする船舶ベース航空防御(Naval
は広範囲な「敵方航空防衛打破」 会にどのような条件下でも使用でき Based Air Defence: NBAD) と Sea
戦(«Suppression of Enemy Air る「ストライク・ウェッポン」を猛反撃 Ceptor洋上全天候用武器システム
Defence»: SEAD) が可能になるた や標的移動等敵方の動きに対処す もショーケースしている。対空ミサイ
めの「対処法」を与える目的で提供 るソリューションとして提示してい ルCAMMは複数の的へ同時攻撃を
している。実績あるSPEARのエア る。水平線より向こうに対しても適用 連続しながら、革新的な垂直打ち上
フレーム内に超小型化した電子戦 可能なことから味方の離陸直後の げ技術のおかげで°360狙っても発
(Electronic Warfare: EW) 機能を 戦闘ジェット機が敵の地対空防衛の 射痕跡を最小限化に抑えられる。
取り入れることで中間ジャマー(途 餌食にならないようにできる。精密 小型であるということも複数の武器
中妨害)とデコイ(かく乱を産むおと 弾頭は様々な武器の数の準備工数 を限られたスペースに収納でき、Mk
り)両作を与えて自分側の戦力向 を減らしつつ、運用側の空対地機能 41 VLS内にCAMMを‘-4パック›化す
上、そして複数のA2AD(アンチアク を広げながら犠牲率を軽減して航 ることもできる。
レオナルド社のブライトクラウド消耗式アクティブデコイが日本初上陸
ダー誘導型地対空・空対空ミサイル シグナルを発信して向かってくるミ
対応出来るハイテク防御策を提供す サイルを標的にされた機体などから
る。 おとりとなって遠ざける。ブライトク
ラウドは金字塔のデジタルな無線
戦闘、運搬および特別機で使用でき 周波数(Digital Radio Frequency
るブライトクラウドへ対するこの地 Memory: DRFM) 技術を取り入れ
域内の運用者からの問い合わせが ている。
複数寄せられている。又、ブライトク
ラウドは空自のF2-ジェット戦闘機 ブライトクラウドは現在、米国防長
と海自のP1-海上哨戒艇で効果的 官室(OSD) 海外品比較テスト(FCT)
な利用が可能とする。 の枠組み下で米軍使用を検討中。米
国航空防衛隊Air National Guard
「ブライトクラウドの独自な最短世 (ANG) は 米F16-戦闘機にてテス
レオナルド社の消耗式アクティブデ 代の防御対策と超低導入金額の組 ト済みのレオナルド社ブライトクラ
コイ(かく乱用おとり)であるブライト み合わせは相当な国際的物議をか ウド218タイプへすでに‘fielding
クラウドが日本開催中のDSEIにて もしていることから、世界的に各国 recommendation’推薦を出してい
同国で初公開された。会社側による の空軍関係者らと交渉に及んでいま る。ANGは米国内でブライトクラウ
と、アジア太平洋地域で需要が高ま す。」とレオナルド社関係者は語る。 ド218タイプをAN/ALQ260-(V)1
る複雑な無線周波数(RF)防御ニー 仕様としている。アジア太平洋地域
ズへの対応が日本でも認識されて フレアのように発射できるブライト では 500以上のF16-ジェット機が
いることから日本においてのお披露 クラウドはミニチュアサイズのジャ 運用されてい, ブライトクラウド搭載
目となった。ブライトクラウドはレー マー(電波妨害)機器で、電子デコイ が可能とされる。
DSEi JAPAN 2023 MARCH-16-2023 13