Page 12 - DSEi JAPAN 2023 - DAY 2 | DAILY NEWS
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ムおよび新技術が必要とされる。多
国籍参加型行動や同盟関係に加え
国家レベルの戦力と異なるタイプの
戦闘集団との連携数が上がる中、シ
ステム統合やインターオペラビリテ
ィ、指令統制・管理能力への負担が
増している。
演習のリーダー
スウェーデンにおける‘Northern
Wind’のような多国籍演習は同国以
外にフィンランド、ノルウェーおよび
英米から10,000名が参加した国際
的防御協力の鍵となっているもので
サーブ軍事教練 ある。
サーブ社は全世界で25カ国以上 が
予期できぬ戦場向けの教練 ステムは単に他者のリアリズムを上 同社ソリューションを実戦演習時
一番効率の良い教練を行う戦闘集 回るのではなく、リアリズムをどの技 に利用している。陸上軍事教練ソリ
ューションの供給元のリーダー格
団こそが一番現実味に没頭できる 術レベルであっても限界まで追求し として、同社は同盟国の顧客らが共
答えを得ている。戦闘本能を磨くに たものである。このような忠実さの に軍事教練を出来ることを可能と
は、どのレベル...教練の筋書きだろ 度合いが、世界のどんな場所の環境 している。すでにサーブ社は米陸軍
うが、状況だろうが、仕組みだろう に直面しても戦闘集団が勝利するた および在欧第7米陸軍への実戦練
が...であっても実績の戦場体験を めの教練を与えられる。 習技術の主要な供給元となってい
表わさなければならない。戦闘員へ る。最近では米海兵隊との契約締結
戦いの前に支給される装備の密着 インターオペラビリティの強 により、地域の安定とNATOや他の
度、形状および機能が正確にシミュ い力 Regional Partner Nationsを含め
レーションされていて使えるかが基 た同盟の安定を視野に、同海兵隊向
礎にある。 国々の軍事機関の間でインターオ けにインターオペラブルな枠組み下
ペラビリティ(相互運用性)と協力が での教練等を可能にする可能性も
サーブは今回開催中のショーで着目 世界中で一般的になって来ている。 出てきている。
しているのが忠実さ、精密性および この協力関係は個々の技量と効果
深層分析からなる基本理念をベー も注力させることから効率化へ軍事 サーブ社の教練およびシミュレーシ
スにしたリアリスティックな教練・シ 教練と多国籍演習の鍵を握る。特に ョンシステムソリューションに関して
ミュレーションシステムとなってい 都市部で頻繁に起きている複雑化し はDSEI Japan H360-8スタンドへ
る。同社の教練・シミュレーションシ た争いには新たな戦略、物資システ お越し・お訪ね下さいませ。
日本、大型トマホーク巡航ミサイル購入の検討
日本の防衛省はトマホーククルーズミ る空域でも使用可能な精密武器であ ータリンク経由の指令に対応して攻撃
サイルの大量購入を検討している。浜 る。最新の機種はブロック IV Tactical を仕掛けることができる。
田防衛大臣が二月に日本はトマホーク Tomahawk (通常TACTOM)である
ミサイルの購入に前向きであるが、将来 が、標的を数時間空中を旋回しつつデ
米国側から発表があるとした。 米海軍はトマホークミサイルの再認識
最大400のクルーズミサイルが購入可 と近代化を2020年から進めてい、 使
能と語った。 防衛省は現在米国側と協 用寿命を15年間延長している。ブロッ
議中としている。トマホークミサイルの クVシリーズの新しい機種であるトマホ
正式な数は発表していない。 ークミサイルには海上攻撃能力もしく
は複合的乗数効果弾頭へのアップグレ
ードがなされる。また、レイゼオンミサイ
千マイル離れた標的を攻撃できるトマ ル&ディフェンス社は全てのブロックV
ホーククルーズミサイルは、船舶と潜水 機種製品へ誘導と通信のアップグレー
艦から可能なため厳重に守られてい ドを与える
12 MARCH-16-2023 WWW.GBP.COM.SG/DAILY NEWS